以下、祝島島民の会より転載
2月21日、中国電力は陸上では午前1時半すぎから社員や作業員など総勢400名規模の動員をかけ、海上では明け方よりやや早い時間から囮も混ぜた20隻以上の作業台船やその他多数の警戒船等を動かし、2009年末より中断していた上関原発建設にかかる海の埋め立て工事の再開を、数の力で強行しようとしてきました。
早朝、というより、もはや深夜からと言っていい作業の強行に対し、祝島の島民は海陸ともに14時間以上にわたって抗議を続けました。
以下、陸上の様子の写真を掲載します。
(海上の様子はデータが手元にないため、掲載はまた後日できればしようと思います)
こうして浜をネットと多数の警備員で囲み、その中でフェンスの設置をしようとしてきました。
また抗議する人をこの青いネットで遮るだけでなく、囲んだりもし、もみ合いになって現場が混乱した時には押し倒して抗議させないようにしてくることもありました。
島の女性一人に対しても大勢の警備員が囲んでくるような状況のなか、島民の理解も同意もない中での工事の強行はしないで欲しい、10億円以上の漁業補償金の受け取りを拒否してでも海を守りたいという島の思いを理解して欲しい、そういう思いで抗議を続けました。
別の場所の様子です。
ネット等で工事が強行されようとしている現状を知った多くの方々が町外からも自然発生的に集まり、工事の強行へ抗議の声をあげたり、状況の発信などをしていました。
島の女性たちは作業の責任者などに対し、あなたたちも仕事だということはわかるが、どうか後ろにある祝島を見て欲しい、自分たちはそこに住んでいるし、これからもそこで豊かな海とともに生きていきたいだけなんだ、そう伝えました。
そしてこの問題の責任は中国電力にあり、中国電力のやり方は人としておかしいと思わないか、そう話しました。
その肝心の中国電力の社員は作業の強行時には浜には姿も見せず、すべて作業員と警備員にやらせていました。
何かあっても自分たちの責任ではない、祝島の人間は排除すればいい、理解を求める必要はない、そういった姿勢を中国電力の態度から祝島の島民は感じました。
作業を強行しようとしてきた当初、また昼過ぎに再度強行しようとしてきたときを除けばこう着状態が続きました。
この日は天気もよく海もきれいで、祝島もよく見えました。
しかし上の写真のような風景のすぐ後ろには、下の写真のような光景があります。
以上、現在上関町田ノ浦ではこのような事が起こっています。中国電力は汚すぎる。
山口県知事さえ中止と言えば収まる話。
(僕の出身地三重県では北川前知事が原発建設中止を実行しました。)
しかし、山口県の場合、知事の義理の息子さんが中部電力の役員ではそういう事は
起きそうもないし。
あきらめずに、みんなで祝島の人たちを応援しましょう!
原発は本当にもう要らない。国内だけでも50基以上、世界だと30カ国で400基以上
もあれば絶対に環境汚染はあると思う。
私たちは完全に支配されています。自然を略奪出来る大資本と国家が、国民の生活向上と
便利を売りに原価のないものを売る。
本当に必要なものはきれいな空気と水なのに。